■ 犬会を主催するにあたって
'94年を境にドッグスポーツが盛んになり犬とのライフスタイルも変わって釆ました。
ここ3〜4年特にアジリティやフリスビーは目覚ましい広がりを見せています。
ドッグスポーツが脚光を浴びているなか、冬のドッグスポーツではまだ一部の
愛犬家や愛好家しか楽しめていないものの中に"犬ぞり"があります。
NOME TO JAPAN犬ぞり大会も回を重ねて数回の開催になりますが、まだまだ広がりや
大会の認知が進んでいないと思われます。大会を主催するにあたり、
第1回大会からの主旨を再度確認し大会の準備を進めて行きたいと思います。
大会はより多くの人々に犬とのユミニュケーションスポーツ"犬ぞり"を
知っていただき身近なスポーツとして楽しんでいただけるような大会と
ドッグスポーツの普及と人と動物、自然との共存を目指し、
馳せて大会を通し地域の活性化を目指しております。
又、子供に"夢と勇気と優しさ"を
ドッグスポーツを通して知って頂ければとも思っています。
ご存じの通り、アラスカを始めとする北の国々では昔から犬ぞりは交通手段であり運搬手段でした。
昔ほど多くはないでしょうが今でも生活手段として犬ぞりを必要として生活している人々がいます。
今日私たちが車に乗って外出するのと同じように生活になくてはならないものであったでしょうし、
同時にマイカーでドライブする様な気軽さもそこにはあったでしょう。
そこで本大会は、記録に挑む究極のスポーツばかりではなく、犬と家族の生活に根付いて欲しい気軽
な楽しみの一つとしての"犬ぞり"を広めていくことを第1のコンセプトと考えております。
その中には犬の躾けや健康管理、食事管理も含まれるのは当然の事になります。
第2のコンセプトは"犬と人との信頼関係" "大会に関わる全ての人の和"を深めていきたいと思います。
第2のコンセプトの原点となり、犬ぞりが世界に認知される出来事が1925年、
冬のアラスカノームでおこりました。ノームにジフテリアが大流行し、多くの子供、
市民が恐怖に脅かされたのです。すぐにも血清が必要でしたが吹雪で飛行機はいつ飛べるとも知れない状況でした。
そこで血清は犬ぞり隊と、そのマッシャーに託されたのです。
20人のマッシャーが1000マイル(1600Km)の道程をリレーで昼夜走り続け血清は、
5日と3時間あまりをかけて運ばれました。生命を救おうとする使命感がマッシャー達の心を一つにし、
犬への信頼感が吹雪の原野をかけぬける勇気を与えたのでしょう。
そして犬ぞりがかけぬける沿道の人々の手助けと声援が大きな力となったことでしょう。
その精神をこの日本でも生かしたく付けた名称がNOME(ノーム)TO(から)JAPAN(日本)犬ぞり大会です。
本大会では、以上2つのコンセプトを充分に生かしプログラムの中に、特に日本初のリレー競技とナイターレース、
子供のそりの普及と運営に力を入れたいと思っております。
チームを支えるマッシャー達、マッシャーと犬とのコンビネーション、声援をおくるサポーター、親と子・子供と犬。
この大会が今までにない夜間走行や犬ぞりの楽しさ難しさを示してくれることを確信し、
多くの方々との交流と信頼が深まる事を期待しております。
最後に御自身が今現在、飼養されていスポーツドッグの犬達を始めとする、
そり犬達の素晴らしい、能力と性質を再確認し、秘められた本能を引き出し、
人と犬とのパートナーシップを発表できる場として、この大会が位置ずけられれば幸いです。
そしてノームでの成功の原点をこの日本でも生かし続けていきたいと思います。
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